スラッシュの使用ギターを、本人のインタビューとメーカー公式資料から解説。Kris Derrig製レスポール・レプリカ、Jessica、ゴールドトップ、モッキンバードなど、録音とライブでの使用例を紹介します。
スラッシュ(Slash)は、ガンズ・アンド・ローゼズのギタリストとして知られ、ヴェルヴェット・リヴォルヴァーやソロ活動でも活躍してきたミュージシャン。ブルースを土台にしたフレージング、伸びやかなチョーキング、歌を引き立てるメロディアスなソロが持ち味です。使用ギターの代名詞はレスポールですが、録音の中心となったのはKris Derrig製のレプリカで、ライブではJessicaと呼ぶギブソン製実機などを使い分けています。さらに、モッキンバードやダブルネックも、演奏に必要な機能に応じて導入してきました。本記事では、本人のインタビューとメーカー資料を照合し、名盤の録音やステージを支えた主要ギター6本の特徴とエピソードを紹介します。
スラッシュの使用ギターを知るうえでは、録音とライブ、MVを分けて見ることが大切です。名盤の録音を支えたDerrig製レプリカ、ツアーの主力となったJessica、長いソロで愛用したゴールドトップには、それぞれ異なる役割があります。さらに、アーミングにはモッキンバード、12弦と6弦の切り替えにはEDS-1275を選んできました。レスポールを中心に据えながら、演奏に必要な機能や個体ごとの響きを使い分ける姿勢が、その機材遍歴に表れています。