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Johnny Marr(ジョニー・マー

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役割:
Johnny Marr(1958年10月31日生まれ、イングランド・マンチェスター出身)は、1980年代のイギリス・インディー/オルタナティヴ・ロックを代表するギタリスト/ソングライター。1982年にモリッシーと共に結成したバンド The Smiths では、軽やかで旋律的なギタースタイルを持ち味とし、レスポールやリッケンバッカー、ジャガーなど多様なギターを駆使して「ジャンギー」な響きを生み出した。ソロや数多くのコラボレーション活動(Modest Mouse、The Cribs、Electronic など)を通じて、その透き通ったアルペジオ感と和音構造へのこだわりは、後続のインディー/ギタリストたちに強く影響を与えている。 彼は単なるテクニックよりも音色・配置・重ね方・響きの設計を重視するタイプであり、機材選びにもそのポリシーが色濃く反映されている。

Johnny Marr(ジョニー・マーの使用機材

Guitar

Rickenbacker 330(“Black Ricky 330”)

正式名称:Rickenbacker 330

使用時期:1980年代初期(The Smiths 結成期~中期)

仕様・特徴:
Marr は最初の重要なギターとして、ブラック仕上げの Rickenbacker 330 を The Smiths の初期ツアーで使用。(“the first significant guitar was the black Ricky 330” と自身が述べている)
このギターは、彼の“ジャングリー・ギター”サウンドの基盤となる透明感を持ったアルペジオや中域の響きを支えた。

エピソード:
Marr はこの Rickenbacker を選んだ理由として、「ギブソンのような太さでは自分のスタイルが狭くなる」と感じたからだと語っている。

Gibson Les Paul Standard(Cherry Red, 1984年製)

正式名称:Gibson Les Paul Standard(1984年製 Cherry Red)

使用時期:1984年以降、多くの録音・ライブで使用

仕様・特徴:
このモデルにはシングルコイルからハムバッカー変更や、Bigsby B-5 ビブラート、セイモア・ダンカン ピックアップなどの改造が施された個体もある。
Marr 自身が「自分がレコーディングで最も多く使ったギターだ」と語るほど、彼の作業の中心機材になっている。
エピソード:
“Meat Is Murder” 期のサウンド探求を契機にこのギターを導入し、多くの作品でそのモデルを中心にトーンを構築した。

Fender Johnny Marr Signature Jaguar

使用時期:2000年代中盤~現在

仕様・特徴:
Marr の名前を冠したシグネチャー・ジャガー・モデルは、彼の音楽・スタイルを反映した仕様で設計されている。
このギターは The Smiths の後期やソロ活動での定番機材となっており、ジャンギーなギターサウンドを具現化するキーギター。

エピソード:
Marr は、ジャガーが自身の音楽的「分岐点」のひとつになったと公言しており、このモデルを使って「サウンドの輪郭を整理する」ことが可能になったと述べている。

Gibson ES-355 SV

Marr は 1984年、レコード会社 Sire Records と契約する際、Seymour Stein からこの ES-355SV がプレゼントされたという逸話があり、アルバム制作に用いられた可能性が指摘されている。

Effector

Boss CE-2 Chorus

The Smiths 時代 1980年代〜
Johnny Marr の代表サウンドの一翼を担うペダル。ライブでも多数使用。

Boss OD-2

The Smiths 初期に使用されていたオーバードライブ。

Boss HM-2 “Heavy Metal”

1987年 “London” の B面など
Marr は “London” の録音で HM-2 を使った可能性を語っている。

Diamond CPR-1 Compressor

Marr は自身の Jaguars サウンドにこのコンプを「重要」と語っている。

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