ジェフ・ベック(Jeff Beck)は、イギリス・サリー州出身のギタリスト。1965年にヤードバーズへ加入し、前任のエリック・クラプトンの後釜として注目を浴びる。
在籍期間は短いものの、「Shapes of Things」などでフィードバックやファズを積極的に取り入れ、後のハードロック/サイケデリックサウンドの先駆けとなった。
脱退後はジェフ・ベック・グループを結成し、ロッド・スチュワートらと共にブルースロックの重量感を押し上げる。さらに1970年代中盤以降はインストゥルメンタルへ傾倒し、『Blow by Blow』『Wired』でフュージョン/ジャズロックの金字塔を打ち立てた。
ピックを使わず指弾きを主体とし、ボリューム奏法、アーミング、ハーモニクスを組み合わせた極めて繊細かつ暴力的なダイナミクスが特徴。機材に依存せず「手」で音を作る数少ないギタリストであり、その表現力は同時代のギタリストの中でも異質な存在として評価されている。