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Eric Clapton(エリック・クラプトン)

所属:,
役割:,
1960年代のブルース・ブームを牽引し、The Yardbirds, John Mayall & the Bluesbreakers, Cream, Blind Faith, Derek and the Dominosを経てソロに転身。
「Slowhand(スローハンド)」の異名を持つ彼は、卓越したブルース・フィーリングと、ピッキングの“間”の妙で知られる。
歴史上ただ一人、ロックの殿堂入りを3度(Yardbirds、Cream、ソロ)果たした人物であり、フェンダー社が彼のために最初のアーティスト・シグネチャー・モデルを製作したことでも知られる。
そのサウンド遍歴は、ギブソン→フェンダーへと移り変わり、ブルースからポップスまで幅広い音楽性を支えてきた。

Eric Clapton(エリック・クラプトン)の使用機材

Guitar

Gibson Les Paul Standard(1959年製 “Beano Burst”)

使用時期:1965〜1966年(John Mayall & the Bluesbreakers期)
特徴:チェリーサンバースト、P.A.F.ハムバッカー搭載
アンプとの組み合わせ:Marshall Model 1962(通称Bluesbreakerコンボ)
エピソード:
 この組み合わせで録音されたアルバム『Blues Breakers with Eric Clapton』(通称“Beano Album”)は、後のブリティッシュ・ブルースの原点とされる。
 この時期のクラプトンのサウンドは“ウーマントーン(Woman Tone)”として知られ、トーンノブを絞り込んだまま強くピッキングする独特の音色だった。

Gibson SG Standard(1964年製 “The Fool”)

使用時期:1967年(Cream期)
塗装:サイケデリック・ハンドペイント(アーティスト集団“ザ・フール”による)
アンプ:Marshall 1959 Super Lead 100W
エピソード:
 代表曲「Sunshine of Your Love」などで使用。ギブソンSGを使いながらもレスポール的な太さを維持し、クランチサウンドを極めた。
 このギターは後にGeorge HarrisonやTodd Rundgrenの手に渡った。

Gibson ES-335 TD(1964年製)

使用時期:主にCream再結成ライブや“Goodbye Cream”ツアー(1968〜69)
特徴:セミアコ構造、チェリー・フィニッシュ
エピソード:
 クラプトンが初めて購入したギターの一つで、後年のロイヤル・アルバート・ホール公演でも使用。
 このES-335は2004年のオークションで74万ドルで落札された。

Fender Stratocaster “Brownie”(1956年製)

使用時期:1970〜1971年頃
特徴:2トーンサンバースト、メイプルネック
使用楽曲:「Layla」(Derek and the Dominos)
エピソード:
 クラプトンが初めて本格的に使用したストラトであり、『Layla and Other Assorted Love Songs』のレコーディングに使われた。
 後に「Blackie」の制作に部品が流用される。

Fender Stratocaster “Blackie”

使用時期:1973〜1985年
構成:1956〜57年製ストラト3本のパーツを組み合わせたハイブリッド
特徴:ブラックフィニッシュ、1ピース・メイプルネック
エピソード:
 クラプトンの最も有名な愛機。70年代から80年代にかけての代表曲「Cocaine」「Wonderful Tonight」などを支えた。
 2004年オークションにて959,500ドルで落札され、収益はクラプトン設立のリハビリ施設“Crossroads Centre”に寄付された

Fender Eric Clapton Signature Stratocaster(1988年〜)

使用時期:1988年以降(ツアー・レコーディング常用)
仕様:
 ・Mid Boost回路(TBXコントロール+25dBブースト)
 ・ノイズレス・ピックアップ(初期はLace Sensor Gold)
 ・Vネックシェイプ

エピソード:
 フェンダー初のアーティスト・シグネチャー・モデル。クラプトン本人が“Blackie”の感触を再現するために設計監修。
 ステージでも常に3本程度を使い分け、長年のメインギターとして定着した。

Effector

Vox Clyde McCoy Wah

「White Room」などで使用。

Dallas Arbiter Fuzz Face

サイケ期のサウンド。

Uni‑Vibe

Derek & the Dominos期 「Badge」「Layla」などで印象的。

Boss Chorus CE-1 / CE-2

“Just One Night”ツアーで使用。

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