新井和輝(Kazuki Arai)

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新井和輝は、King Gnuのベーシストとして活動するほか、millennium paradeや君島大空 合奏形態など、幅広い作品・ライブで演奏を行うベーシスト。大学時代にはジャズやビッグバンドに深く傾倒し、デリック・ホッジ、サンダーキャット、サム・ウィルクスらからも影響を受けている。King GnuではSrv.Vinci時代から常田大希、勢喜遊らと活動し、2017年のKing Gnu始動以降、独自のグルーヴを築いてきた。

演奏面では、5弦ジャズベースを軸にした太く立体的な低音と、楽曲のノリに対して細かなニュアンスを加えるベースラインが特徴。スラップやコード、オクターバー、エンヴェロープ・フィルターなども取り入れ、単にリズムを支えるだけでなく、King Gnuのサウンドを構成する重要なメロディ楽器としてベースを扱っている。2021年にはFenderから自身初のシグネイチャーモデルが登場し、2023年にはレギュラー製品としてアップデートされた。 機材は、Fenderの5弦Jazz Bassを中心に、ヴィンテージの4弦Jazz BassやPrecision Bassを楽曲ごとに使い分ける構成が大きな特徴。特にAmerican Deluxe Jazz Bass Vからシグネイチャーモデルへと発展した5弦ベースは、現在のライブサウンドの中心となっている。

一方で、ヴィンテージ機では楽器固有のローやミドルを積極的に活用し、OC-2/OC-5などのオクターバーやエンヴェロープ・フィルター、複数のプリアンプを組み合わせることで、通常のベース音だけでなくシンセベースのような低域まで作り出している。ジャズ、ブラックミュージック、ファンクなどを背景とした新井のプレイを、楽器とエフェクトの両面から支える機材構成といえる。

新井和輝(Kazuki Arai)の使用機材

Bass

Fender Deluxe Jazz Bass V Kazuki Arai Edition

正式名称:Fender Deluxe Jazz Bass V, Kazuki Arai Edition
使用時期:2021年〜
カラー:2021年限定版は2-カラー・サンバーストとヴィンテージ・ナチュラル/2023年のレギュラー版にはブラックの仕様がある
特徴:5弦アクティブ/ディンキーシェイプのボディと5連ペグ/Ultra Noiseless Vintage Jazz Bassピックアップとプリアンプ/ゴールドのアノダイズド・ピックガード

エピソード
自身が愛用するAmerican Deluxe Jazz Bass Vの形を元に、「見た目はアメデラだけど中身はウルトラ」と本人が語るベース。
2021年に限定生産で発売され、2023年には塗装をラッカーからポリに変更して価格を抑えた、レギュラー・ラインナップのモデルが登場した。

スラップしやすくするため、アノダイズド・ピックガードの下に薄いピックガードを重ね、ナチュラル仕様と同じ厚みに調整している。
ベーシストの本人が使うモデルと同じ仕様を製品にすることを重視した、と語っている。

Fender American Deluxe Jazz Bass V

正式名称:Fender American Deluxe Jazz Bass V
使用時期:21歳頃〜
カラー:ナチュラル
特徴:5弦アクティブ/アッシュボディ/ローズウッド指板

エピソード
Fenderのベースを持ち始めた21歳の頃に購入した、長年のメイン・ベース。
ゴスペルのベーシストの映像を掘り下げるなかで、デリック・ホッジらが使うこのモデルに惹かれ、ネットで「残り1本」と知った翌日に試奏して、その場で購入したという。

後継のAmerican Eliteシリーズもよく使っていると本人が語っている。

Fender 1966 Jazz Bass

正式名称:Fender Jazz Bass(1966年製)
使用時期:2020年6月入手以降
特徴:ヴィンテージ4弦ジャズベース/ドット・ポジション・マーク/グレイ・ボビン・ピックアップ

エピソード
2020年6月にReverb経由で購入した1966年製のヴィンテージJazz Bass。購入時のハードケースには、過去にダリル・ジョーンズがこのベースを手にしている写真が入っていたという興味深いエピソードがある。

「一途」「BOY」「千両役者」などの録音で使用。新井は本器について、ロー感がありながら少しダークなサウンドという印象を語っている。

Fender 1966 Jazz Bass

正式名称:Fender Jazz Bass(1966年製)
使用時期:2020年6月入手以降
特徴:ヴィンテージ4弦ジャズベース/ドット・ポジション・マーク/グレイ・ボビン・ピックアップ

エピソード
2020年6月にReverb経由で購入した1966年製のヴィンテージJazz Bass。購入時のハードケースには、過去にダリル・ジョーンズがこのベースを手にしている写真が入っていたという興味深いエピソードがある。

「一途」「BOY」「千両役者」などの録音で使用。新井は本器について、ロー感がありながら少しダークなサウンドという印象を語っている。

Fender 1961 Precision Bass

正式名称:Fender Precision Bass(1961年製)
使用時期:2022年3月入手以降
特徴:ヴィンテージ4弦プレシジョンベース/メイプルネック/スラブ貼りローズウッド指板/クレイ・ドット・ポジション・マーク

エピソード
2022年3月に新井が入手した1961年製のPrecision Bass。ヴィンテージらしい仕様を持つ個体で、一般的な5弦Jazz Bassとは異なる太く深い低域を得るための重要な選択肢となっている。

「硝子窓」のレコーディングで使用され、新井自身が「ローの塊みたいな音」「シンベみたいに、ヤバいくらい低音が出る」と表現している。弦高はかなり高く、フラットワウンド弦を張って使用している。

Effector

BOSS OC-5

正式名称:BOSS OC-5 Octave
使用時期:2024年 King Gnu Dome Tour「THE GREATEST UNKNOWN」
特徴:オクターバー/ポリフォニック対応/シンセ・ベース的な低域の生成

エピソード
2024年のKing Gnu 5大ドームツアーで使用されたペダルボードに搭載。新井はOC-2とOC-5を同時に用意し、それぞれローのかかり方が異なるため使い分けている。

本人は両機種をシンセ・ベースのようなサウンドを作る際に多用しており、同ツアーではOC-5を使用する機会が多かったという。

Subdecay Proteus MkII

正式名称:Subdecay Proteus MkII
使用時期:2024年 King Gnu Dome Tour「THE GREATEST UNKNOWN」
特徴:エンヴェロープ・フィルター/2台を同時搭載/Shin’s Musicによるモディファイ

エピソード
2024年のドームツアーでは同じProteus MkIIを2台搭載。会場の環境に応じて使い分けるための構成で、2台ともShin’s Musicによるモディファイが施され、インプット・ゲインのコントロールが追加されている。

新井はそれぞれ異なるカーブのコントロールを使い分け、会場ごとの反応や個体差に対応している。ファンクやブラックミュージック的なフィルター・サウンドをベースに取り入れる際の重要な機材となっている。

Darkglass Electronics Microtubes B7K Ultra V2

正式名称:Darkglass Electronics Microtubes B7K Ultra V2
使用時期:2024年 King Gnu Dome Tour「THE GREATEST UNKNOWN」
特徴:ベース用プリアンプ/ディストーション/ゲイン・ブースト

エピソード
2024年のドームツアー用ペダルボードに搭載。新井は本機をメインの歪みとしてではなく、「Slumberland」などでゲインをブーストする用途に使用していた。

同じボードにはSansAmp Bass Driver DIも搭載されており、役割を明確に分けて使用。現代的でエッジの効いたベースサウンドを必要とする場面で、本機によるブーストを加えている。

Tech 21 SansAmp Bass Driver DI

正式名称:Tech 21 SansAmp Bass Driver DI
使用時期:2020年頃から使用確認/2024年 King Gnu Dome Tourでも使用
特徴:ベース用プリアンプ/オーバードライブ/DI

エピソード
2020年のベース・マガジンの機材紹介にも掲載され、2024年のドームツアー用ボードにも搭載されている、新井和輝の代表的なエフェクター。長期間にわたって使用が確認できる機材のひとつ。

2024年のボードでは、Darkglass Microtubes B7K Ultra V2をブースターとして使う一方、本機を「メインの歪み」として使用。新井のベースサウンドに歪みと太さを加える中心的なペダルとなっている。

Keyboard / Piano

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