常田大希(King Gnu)

所属:
King Gnuのギター・ボーカル、ソングライターとして活動する常田大希は、ロック、ブラックミュージック、ジャズなどの要素を取り込みながら、緻密な音楽制作と大胆なギターサウンドを融合させてきた音楽家である。King Gnuでは作詞・作曲・編曲・プロデュースまで手掛け、2019年のメジャーデビュー以降、「白日」「飛行艇」「一途」など数々の楽曲を発表。MILLENNIUM PARADEの活動でも多彩な楽器とサウンドを扱っている。

ギターでは、Fender MustangやSwinger、Fano RB6など個性的なモデルを好み、既製品をそのまま使うのではなく、自身の演奏感覚や音楽性に合わせて積極的にカスタマイズしてきた点が特徴的である。特にP-90/ソープバー系ピックアップを搭載したギターを多用し、整いすぎない荒々しさと太い中域を持ったサウンドを作り上げている。

常田大希(King Gnu)の使用機材

Guitar

Fano Alt de Facto RB6

正式名称:Fano Alt de Facto RB6
使用時期:King Gnu初期から使用
特徴:独特のオフセット・ボディ/P-90タイプのピックアップ

エピソード
常田大希の代表的なギターの一つとして知られるFano GuitarsのAlt de Facto RB6。King Gnuの初期から使用されており、「白日」などの映像でも確認されている。長年使用してきたメインギターの一つとして紹介されることも多く、常田のギター・サウンドを象徴する個体の一つである。

Fanoはヴィンテージ・ギターの意匠を取り入れながら独自の設計を行うブランドで、RB6も一般的なFenderやGibsonとは異なる個性的な外観を持つ。

Fender American Performer Mustang

正式名称:Fender American Performer Mustang(常田大希カスタム)
使用時期:2019年頃〜
特徴:P-90ピックアップ/メイプル・ネック/ボディ形状をカスタマイズ

エピソード
常田大希がフェンダーと共同でカスタマイズしたMustang。本人は以前から黄色のヴィンテージMustangを使用しており、その小ぶりなサイズ感を気に入っていたことから、新たなカスタム機の製作につながった。

ボディの丸みを削ってシャープなシルエットに変更し、ピックアップには本人が以前から愛用していたP-90を搭載。さらにネックをメイプルへ変更し、Mustang特有のピッチの安定性についてもアームの可動範囲を調整するなどの改良が施されている。本人は「飛行艇」でこのMustangを使用したと語っている。

Fender Daiki Tsuneta Swinger

正式名称:Fender Daiki Tsuneta Swinger
使用時期:2021年〜
特徴:24インチ・スケール/バスウッド・ボディ/ソープバー・ピックアップ

エピソード
常田大希自身の理想をもとに、日本製Swingerをベースとして大幅なカスタマイズを施したシグネチャー・モデル。2021年にフェンダー創立75周年の限定生産モデルとして発売された。

24インチ・スケールの小ぶりなボディに、メタルカバーのソープバー・タイプ・ピックアップ、専用シンクロナイズド・トレモロ、ロック式チューナーを搭載。フェンダーの公式発表では、完成以来ほぼ全てのレコーディングとステージで使用されるほど本人の信頼を得ていたとされており、常田の代表的なギターとして位置づけられる。

Fender American Acoustasonic Telecaster

正式名称:Fender American Acoustasonic Telecaster
使用時期:2019年頃〜
特徴:アコースティックとエレクトリックを兼ねる構造/ライブ・作曲で使用

エピソード
American Acoustasonic Telecasterは、アコースティック・ギターとエレクトリック・ギターの両方の用途に対応できることから、常田の制作環境やライブで使用されている。本人はライブでアコースティック・ギターをマイキングする手間を減らせることに加え、作曲時の日常使いにも重宝していると語っている。

一般的なアコースティック・ギターやエレクトリック・ギターとは異なる音色を持ち、歪み系エフェクターとの組み合わせにも独特の反応があると本人は説明している。「一途」などでも使用が確認されており、常田がエレクトリックとアコースティックの境界を柔軟に扱うことを示す機材の一つである。

Keyboard / Piano

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