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Mark Knopfler

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*Mark Knopfler(マーク・ノップラー)は1949年スコットランド生まれ、イングランド育ちのギタリスト/シンガーソングライター。
1977年に結成したバンドDire Straits(ダイアー・ストレイツ)**で世界的にブレイクし、代表曲「Sultans of Swing」「Money for Nothing」「Brothers in Arms」などでギターヒーローとしての地位を確立した。
彼の最大の特徴は、ピックを使わないフィンガーピッキング奏法による“パーカッシブかつメロディックなタッチ”。独特の右手スタイルとニュアンスのあるトーンで、ブルース・カントリー・ロックを融合させた音楽性を展開した。

バンド活動後は映画音楽やソロ作品も多数リリースし、繊細かつ叙情的なギター表現の第一人者として現在も高く評価されている。

Mark Knopflerの使用機材

Guitar

Fender Stratocaster (1961 or 1962 Vintage) Fiesta Red

使用時期: 1977年〜1984年(Van Halen 初期〜中期)

詳細: 「Sultans of Swing」で使用されたことで最も有名な個体。
マークが愛用していたのは、1961年または62年製のFiesta Redのストラトキャスター。
アンプはFender Vibrolux ReverbやMusic Man 212HDを使用し、ピッキングと相まって鋭くパーカッシブなクリーントーンを生み出していた。
彼の代名詞ともいえる“フィンガーピッキング・ストラト”のサウンドは、このギターから始まった。

Gibson Les Paul Standard '58/'59 Reissue

使用時期: 1985年〜(『Brothers in Arms』期以降

詳細: 『Brothers in Arms』(1985年)で使われたギターはGibson Les Paul。
「Money for Nothing」の独特な“コムっぽいミッドレンジトーン”は、Les Paul + Laneyアンプ + 特殊なマイク位置による偶然の産物と言われる。
その後もソロ活動でLes Paulを多用し、ライブではGibsonの他、Pensa Customなどと併用。
チョーキングとレガートを多用するスタイルにフィットしたウォームなサウンドが特徴。

Pensa-Suhr MK-1(シグネチャー・モデル)

使用時期: 1987年〜1990年代(ソロ初期)

詳細: ニューヨークのルディーズ・ミュージックショップ製作のカスタムギター。
HSS構成、トップはキルトメイプルで、ボディはアルダーまたはマホガニー。Mark KnopflerのためにJohn SuhrとRudy Pensaが設計したシグネチャーモデル。
ストラトのタッチとレスポールの太さを両立しようとした“理想の融合モデル”。ライブでも多用されていた。

National Style-O Resonator (1930年代モデル)

使用時期: 1980年代以降(レコーディング/アコースティックセット)

詳細: メタルボディのリゾネーターギターで、「Romeo and Juliet」などで使用。
スライド奏法やオープンチューニングとの相性がよく、アメリカン・ルーツ色の強い楽曲で登場する。
このモデルは彼のステージの“静”の場面で象徴的に使われる。

Gibson Chet Atkins CE(クラシックエレガット)

使用時期: 1990年代以降(ソロ/TV出演)

詳細: クラシックギターのタッチとエレアコの利便性を併せ持つモデル。ノイジーなフィードバックを抑え、ステージでの繊細なプレイを可能にする。
「Why Worry」「Wild Theme」などで使用。

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