検索
Close this search box.

Keith Richards(キース・リチャーズ)

役割:
Keith Richards(キース・リチャーズ、1943年12月18日生まれ、イングランド・ケント州出身)は、ロックバンド The Rolling Stones の創設メンバーにしてリード/リズムギタリスト。
1960年代初頭から現在に至るまで活動を継続しており、ブルース、リズム&ブルース、ロックンロールを源流としながら、ギターインタープレイ(特にリズム/リードの「織り」=weaving)をともなったサウンド構築に大きな影響を与えた。
彼のオープン‑Gチューニング、リズム重視のギターアプローチ、そして数多くのヴィンテージ/改造ギターを駆使した音色作りは、ロックギタリストの中でも異彩を放つ。

Keith Richards(キース・リチャーズ)の使用機材

Guitar

Fender Telecaster “Micawber”

正式名称:Fender Telecaster 1953年製(通称 “Micawber”)
使用時期:1970年代初頭〜現在に至る使用記録あり
仕様・特徴:バタースコッチ・ブロンド仕上げ。ギターをオープン‑Gチューニング用に設定(5弦を使わない状態になることが多い)し、ネックPUをハムバッカーに交換、ブリッジPUをラップスティール用シングルに換装するなどカスタム多数。
エピソード:ローリング・ストーンズの名盤『Exile on Main St.』(1972年)等の録音期に使用。彼の代表的テレキャスターとしてしばしば言及される。

Gibson Les Paul TV Junior(=“Dice”)

正式名称:Gibson Les Paul TV Junior 1958年製、二重カッタウェイモデル(通称 “Dice”)
使用時期:1971年頃〜1980年代中盤まで広く使用された記録あり
仕様・特徴:TVイエロー仕上げ。シングルカッタウェイ構造。P‑90ピックアップ搭載モデルが多く、リチャーズ独特のラフかつブルージーなトーンにマッチ。
エピソード:「Tumbling Dice」「Start Me Up」等の楽曲で使用されたとの記述あり。

Ampeg Dan Armstrong See‑Through Guitar

正式名称:Ampeg Dan Armstrong See‑Through Guitar 1969年プロトタイプ
使用時期:1969年〜1971年前後(録音・ライブにおいて)
仕様・特徴:アクリル(透明)ボディ構造。非常にユニークな外観と、ロングサステイン系の特性を持つ。
エピソード:リチャーズはこのモデルをプロトタイプ段階で入手し、ステージやレコーディングに使用。後に盗難/紛失したという記録もあります。

Effector

Maestro FZ‑1 Fuzz‑Tone

1965年「(I Can’t Get No) Satisfaction」録音時
「Satisfaction」の冒頭リフで使用。ホーンセクション風の音を目指し、このペダルで代替したという逸話あり。

MXR Phase 100

1970年代「Shattered」などでの使用可能性あり
彼は「エフェクターはあまり使わない」と述べつつも、レコーディングでフェイザー類を用いた可能性が言及されています。

Fulltone Tape Echo(テープ・エコー/ディレイ)

1970〜80年代スタジオ使用
「ライブで足蹴にするペダルボードはほとんど持たない」と語るリチャーズですが、スタジオではテープ・エコー機器を併用しており、エフェクト・ペダル部にもその痕跡が見られます。

関連アーティスト

同じ機材を使用しているアーティスト

機材リンク