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松本孝弘

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松本孝弘(まつもと たかひろ)は、1961年3月27日生まれ、大阪府豊中市出身のギタリスト・作曲家・プロデューサー。1988年に稲葉浩志とともにB’zを結成し、国内ロックシーンの歴史を塗り替える存在となった。B’zは世界で1億枚以上のセールスを記録し、日本の音楽史上最も成功したアーティストの一つである。松本はエディ・ヴァン・ヘイレンらの影響を受け、ハードロックとブルース、ポップを融合させた技巧的なギター・サウンドを特徴とする。1999年にはソロ名義でグラミー賞「最優秀ポップ・インストゥルメンタル・アルバム賞」を受賞(ラリー・カールトンとの共作『TAKE YOUR PICK』)。ギブソン社より日本人初のシグネイチャー・モデルが製作されるなど、国内外で高く評価されるギタリストである。

松本孝弘の使用機材

Guitar

Gibson Tak Matsumoto Signature Les Paul Standard Canary Yellow

使用時期: 1999年頃〜現在

詳細: ギブソンが日本人として初めて公式シグネイチャー・モデルを開発。彼の要望で通常のレスポールよりも軽量で取り回しが良く、強い中域と抜けの良いサウンドを特徴とする。B’zの「ultra soul」など数多くのライブ・レコーディングで使用。

Gibson Tak Matsumoto DC Standard Ebony

使用時期: 2004年頃〜​

詳細: ダブルカッタウェイの独自シェイプ。ソリッドな低音域と、歌うようなリードサウンドが特徴。「BANZAI」などで使用。

Gibson Les Paul '59

使用時期: 1990年代中盤〜2000年代(リイシューは主にライブ、オリジナルはレコーディング)​

詳細: 松本孝弘は本物の1959年オリジナル・レスポールを所有しており、そのファットで奥行きのあるトーンをスタジオレコーディングの基準として活用している。 一方で、オリジナル個体は希少かつデリケートなため、ライブツアーではGibson Custom Shop製の1959リイシューを主に使用。 1990年代後半から2000年代の作品(「Brotherhood」「ELEVEN」期など)では、オリジナルとリイシューを状況に応じて弾き分ける形で併用した。 特に中域の粘りと独特のアタック感が松本のリードトーンに大きな影響を与えている。 「LOVE PHANTOM」「MOTEL」「Real Thing Shakes」などの時期はレスポールだけでなくMusic Man EVHモデルやストラトキャスターも多用しており、本機のみで録音されたとは限らない。

Music Man EVH Signature Model

使用時期: 1992〜1994年頃、B’z「RUN」期のライブ・レコーディングでメイン使用。

詳細: 松本孝弘がB’z「RUN」期をはじめ、1990年代後半までメインで愛用していたモデル。 当時、エディ・ヴァン・ヘイレンに影響を受けて導入し、太く粘りのあるローと立ち上がりの早いハイゲインサウンドで多くの楽曲を支えた。 「ZERO」「RUN」「愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない」などの楽曲やライブ映像でその使用が確認できる。 長らく所在が不明になっていたが、2018年、B’z公式からの情報提供呼びかけにより、約20年ぶりに楽器メーカーの倉庫で保管されていたことが判明。 松本本人もこの再会を非常に喜び、同年の「B’z 30th Year Exhibition “SCENES” 1988-2018」にて展示された。

Gibson Custom Shop Tak Matsumoto Firebird Trans Black Burst

使用時期: 2017年〜現在

詳細: 2017年、B’zデビュー30周年記念として製作された松本孝弘シグネイチャーの限定モデル。Firebirdをベースにしたシェイプはギブソンと松本の共同開発によるオリジナル。 ボディはマホガニー、ネックもマホガニーで、AAAフレイム・メイプルのトップに美しいトランス・ブラック・バーストを採用。ピックアップにはTAK BURSTBUCKERを搭載し、パワフルでレンジの広いサウンドを持つ。 このモデルはB’zの30周年ライブツアー「B’z LIVE-GYM 2017-2018 “LIVE DINOSAUR”」などでも使用され、特に「声明」「Still Alive」などの演奏で存在感を放った。

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